Cdsセルについて
当店のキットでも使われているCdsセルです。これは明るさによって抵抗値が変化する部品です。暗いところでLEDが点灯する回路キット、などに使っています。
部品表面の波線があるところに光が当たると、リード線間の抵抗値が低くなり、光の量が少ないとリード線間の抵抗値が高くなります。
Cdsセルには抵抗と同じく向きはありません。

回路につながず電気を流さなくても、部品単体でリード線間の抵抗値は変化します。
・・・そういう部品なのですが、部品単体で抵抗値が変化しているのを初めて知ったときは、
”電気を流さないのに変化するなんておもしろい部品だな”と思った記憶があります。
CdsセルにLED懐中電灯の光を当てて、リード線間の抵抗値をテスターで測ったところ約300Ωでした。光を当てず、暗いところで測ると約800Ωでした。
このCdsセルの仕様は 1MΩなので、光がまったく当たらないと 1MΩになるというものですので、仕様どおりの特性が確認できました。

この仕組みは当店のキット「NANDゲートICを使ったブザー回路」で使っています。
Cdsセルは昔からある部品で、明るさセンサとしていろいろな製品にも使われ、電子工作でもよく使われる部品です。