半固定抵抗の使い方


固定抵抗はドライバーで上面のつまみを回して抵抗値を変える部品です。

のようなしくみになっています。
中には抵抗体が入っていて、ここにつまみに連動した回転する端子を当てて、抵抗値を分割できるようにしています。
このような構造から、1番ピンと2番ピン、3番ピンと2番ピンの間で、抵抗値は以下のようになります。

1番ピンと2番ピンの間 ・・・・ つまみを右に回すと抵抗値が大きくなる。
3番ピンと2番ピンの間 ・・・・ つまみを右に回すと抵抗値が低くなる。



まみを右に回した時に抵抗値が大きくなるようにしたいときは、1番ピンと2番ピンだけを使えば良いことになりますが、このようなときは慣例的に2番ピンと3番ピンをショートさせて、<1番ピン>と<2番ピン+3番ピン>の間で使うことにします。

これは半固定抵抗の回転する端子(2番ピン)の故障で、抵抗体から浮いてしまったときに抵抗が何も無い状態(開放状態)になるのを防ぐ目的です。
(2番ピンと3番ピンがショートされていれば、2番ピンが浮いてしまっても1番ピンと3番ピンの間で抵抗値が保たれることになります)



 
路によっては、開放状態になると動作が不安定になり、予想外の動きをしてしまうことがあります。そのための予防策です。

店のキットでも3本ある端子のうち2本をショートさせるように、説明書の組み立て例を書いています。




 
 

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いなぎ電子キットです。

ハンダ付けの技術や電子回路の知識の習得に少しでも役立てればうれしいです。
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